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ロシアンブルー
について

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ロシアンブルーの起源
ロシアンブルーは自然に発生した猫種で、名前のとおりロシアを原産とします。なかでもロシア北西部の港町アルハンゲリスク(英語名アークエンジェル)が発祥という説が有力です。この地名にちなみ、19世紀に開かれた初期のキャットショーでは「アークエンジェルキャット(大天使の猫)」と呼ばれ、その美しい姿で注目を集めました。ロシアンブルーは1871年の世界初のキャットショーにも出陳された記録があり、1912年に他の青毛の猫から独立した品種として公認されています。
品種名「ロシアンブルー」は原産国ロシアと特徴的な毛色に由来しています。第二次世界大戦中には数が減少しましたが、戦後に愛好家たちの努力で繁殖が続けられ、現在も世界中で愛される猫となりました。

ロシアンブルーの特徴
ロシアンブルーは、何より美しい毛並みと瞳が魅力です。短く密生したブルーの被毛は柔らかく光沢があり毛先が銀色に輝くため、全身がシルバーグレーにふんわりと輝いて見えます。目の色は明るいエメラルドグリーンで、青灰色の毛並みとのコントラストがとても印象的です。体格は細身で脚が長く、筋肉もしっかりついていて、しなやかで優雅なスタイルをしています。顔立ちは目が離れて丸く、大きな耳を持ち、口元が少し上がって微笑んでいるように見えるため「ロシアンスマイル」と呼ばれることもあります。また、めったに大きな声で鳴かない静かな猫として知られており、「ヴォイスレスキャット」とも呼ばれるほどです。動きも穏やかで、家の中を歩き回る優雅な姿はまるで小さな妖精のようです。
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ロシアンブルーの性格
ロシアンブルーの性格は基本的に穏やかで、静かで上品な印象があります。プライドの高い一面もあり、初めて会う人にはすぐには心を許さず、来客時には隠れてしまうこともあります。知的で人をよく観察するため、自分が信頼できると感じた相手にだけ心を開きますが、その分、一度絆を結んだ飼い主さんにはとても忠実で愛情深く接します。飼い主との距離が近く、家族の気持ちに寄り添うように行動する繊細さも持っており、落ち込んでいるときにはそっと側に寄り添い、逆に帰宅時には嬉しそうに出迎えてくれるなど、感受性豊かな優しいパートナーになってくれます。
一方で自立心もあるため、留守番も上手にこなせるバランスの取れた気質です。飼い主さんが外出していても大人しく待っていられる反面、帰宅後はしっかり甘えてくれるので、飼い主さんとの信頼関係がより深まるでしょう。

ロシアンブルーの飼いやすさ
ロシアンブルーは初心者にも比較的飼いやすい猫種です。短毛で体臭も少なく、お手入れは難しくありません。ただし被毛は密なダブルコートなので、抜け毛対策に週1〜2回程度はブラッシングをしてあげると良いでしょう。性格的 にも独立心があり、留守番が得意な子が多いため、日中仕事で不在がちな家庭でも安心です。飼い主がいない間はおとなしく過ごせますが、帰宅後は甘えてくれるので、孤独にしすぎないよう適度にふれ合ってあげてください。落ち着いた印象のロシアンブルーですが、実は遊び好きで運動量が意外と多い猫でもあります。走ったりジャンプしたりするのが好きなので、毎日遊びの時間を作ってあげれば良い運動になります。
また、神経質すぎない穏やかな気質のため環境の変化にも順応しやすく、マンションなどの室内飼いにも向いているでしょう。総じて無理なく室内で飼いやすい猫ですが、もちろん愛情をもってお世話することが長く健康に暮らす秘訣です。
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ロシアンブルーの気をつけたい病気
ロシアンブルーは比較的丈夫な猫ですが、注意しておきたい病気もあります。まず尿路結石症(にょうろけっせきしょう)といって、尿の中に結石(石のような固まり)ができてしまう病気にかかりやすい傾向があります。この病気になるとトイレの回数が増えたり血尿が出たりするため、早めの発見と治療が大切です。予防のためには水分をしっかりとらせ、尿路結石に配慮したフードを与えるなど日頃から気を配ってあげましょう。
また、食いしん坊で太りやすい体質のため、肥満から糖尿病になるリスクもあります。糖尿病になると多飲多尿(お水をたくさん飲み、おしっこの量が増える)などの症状が現れ、適切に治療しないと命に関わることもあるため注意が必要です。肥満予防のためにも普段から食事の量を管理し、遊びによる運動量を確保してあげてください。このほか目の病気や腎臓病など一般的に猫がかかりやすい病気にも注意し、定期的に健康診断を受けさせるなど日頃から健康管理をしてあげましょう。

CFAの基準について
CFA(Cat Fanciers' Association)は米国の愛猫家団体で、猫種ごとに理想的な姿の基準(スタンダード)を定めています。ロシアンブルーのスタンダードでは、毛色はブルー(青みがかったグレー)のみで短毛であることが求められます。
被毛は非常に密なダブルコートで、一本一本の毛先に銀色のティッピング(銀毛)が入るため全身にシルバーの光沢が出るのが特徴です。瞳の色は鮮やかな緑のみで、大きくまんまるな目が理想的とされています。体型は中くらいのサイズでほっそりと優雅ですが筋肉質で引き締まっており、しなやかな体つきです。顔は額から鼻先にかけてまっすぐなラインを描くくさび形(逆三角形)で、耳は大きく付け根が広い形をしています。口角がわずかに上がった穏やかな表情もこの猫の魅力です。
CFAではブルー以外の毛色や長毛のロシアンブルーは公式に認められておらず、スタンダードから外れる猫はショーに出すことができません。これらの特徴が揃ってこそ「ロシアンブルーらしさ」を備えているとされ、キャットショーでも高く評価されるのです。


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初めての方へ
初めて猫を飼う方は、不安や分からないことなどもあるかと思います。そんな皆様へ、ロシアンブルーに関わることやお迎えまでの流れ、皆様よりいただくご質問に関するご回答をしています。初めての方はご参照ください。


ロシアンブルーギャラリー
銀色のコート(被毛)とグリーンの瞳が魅力の我が家自慢のロシアンブルーたち。日常の表情や成長の様子を写真でご紹介しています。ぜひご覧いただき、ロシアンブルーの魅力を感じてください。


ロシアンブルーについて
ロシアンブルーに魅せられて数十年以上経ちますが、未だ新たな魅力を見つける毎日です。そんな魅力溢れるロシアンブルーについて皆様にも深く知っていただき、ロシアンブルーの魅力について共有できれば嬉しいです。

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